日本経営学会の全国大会報告の学術的成果を網羅

サブテーマ3

論文名:(02)【報告者2】第3セッション「新しい資本主義の現実と経営者の意識」
新しい資本主義の現実と日本企業の課題
――経営者の意識を巡って――

著者名:大平浩二  

管理番号:JBM_RP83-E86-2012_T-S_3_R2

大会第86回年次大会
期間2012年9月6日~9月9日
開催校日本大学商学部砧キャンパス
ダウンロードする

キーワード

新しい資本主義(new capitalism)/軸の崩壊と多極化(collapse and multipolarization of axis)/BRICsの台頭(gaining power of BRICs)/新しい産業構造(new industrial structure)/経営の理念と哲学(idea and philosophy of management)

概要説明

【大平浩二】
おおよそこの30年間に、世界の経済や企業経営において顕在化してきた変化は、単に経済領域のみならず、政治、社会、宗教等…の多くの領域と密接かつ錯綜しながら今日に至っている。この変化は、まさに「新しい資本主義の現実」であり、それに対峙して企業の「経営者の意識」が今、正に問われている。
 この変化を一言で言うならば、従来の「東・西・南・北=軸」の崩壊による「多極的な世界構造」の出現であり、このような状況に直面して新しい「構造」への対応を企業(と経営者)が問われている。
 そのためには、“蛇が脱皮をするように”状況に合わない衣は脱ぎ捨てなければならない。ただ、日本企業にとって悩ましい問題は、その強みであったいわゆる従来の「泥臭い摺り合わせ」文化のいくつかが現状にそぐわなくなってきていることである。ここに、日本企業と経営者が抱えるアンビバレントな課題が生じている。
 そうした課題に対する完全な特効薬は難しいが、いくつかの問題提起を行っておきたい。そこで、経営者の意識として、まず今の「多極的かつ流動的な現状」を身を持って認識する必要があり、そのためには従来からの“古い衣(意識)”を捨てる意識が不可欠である。それによって、新しい「経営資源の組み合わせ」による新しい構造が見えて来よう。すでに幾つかのケースが現れ始めている。こうした新しい試みを「夢と理念と覚悟」を持ってやり抜く経営者が今求められている。

ページの先頭へ戻る

  • 日本経営学会
  • 經營學論集全論文掲載版
  • English Review of JABA Award
  • 日本経営学会90周年記念(周年記念講演)集成
  • IFSAM
  • ABM誌
  • 日本学術会議

Copyright© 日本経営学会 2012 All rights reserved.