日本経営学会の全国大会報告の学術的成果を網羅

自由論題

論文名:(16)デリバティブと企業価値
――企業価値の評価方法はバブル経済を想定していない――

著者名:矢澤健太郎  

管理番号:JBM_RP83-E86-2012_F_17

大会第86回年次大会
期間2012年9月6日~9月9日
開催校日本大学商学部砧キャンパス
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キーワード

リーマンショック(Lehman Shock)/クレジット・デフォルト・スワップ(Credit Default Swap:CDS)/デリバティブと企業価値の評価(Derivative and Corporate Valuation)/リアル・マネーのない虚像のクレジット市場(Virtual image credit market with no real money)/バブル経済の下では企業価値評価が極めて難しい(Valuation is very difficult under the bubble economy)

概要説明

【矢澤健太郎】
企業価値とは何か。企業価値とは利潤獲得能力であり、その評価方法はコスト法、マーケット法、インカム法の3つに大別されている。だが、そのどれもがバブル経済を前提とはしていない。2008年のリーマンショックを端緒とする「世界的・同時的金融デリバティブ大恐慌」は、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)という、虚像のクレジット市場が実体経済とは別個のところで巨大に形成されたことが真因であると思われる。本稿では、もともとCDSは企業価値評価の保険として位置づけられたものであったが、現在のクレジット市場は本来のCDSから大きく乖離して、あらゆる業界のバブル経済を形成する危険性を常に内在している、という問題点を述べていく。

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