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院生セッション

論文名:[07]EMS企業の環境適応
――鴻海社の事例――

著者名:HuangYawen  

管理番号:JBM_RP83-E86-2012_GS_7

大会第86回年次大会
期間2012年9月6日~9月9日
開催校日本大学商学部砧キャンパス
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キーワード

電子機器受託製造サービス(electronics manufacturing services)/鴻海社(Hon Hai Precision)/環境適応(organizational adaptation)/戦略的選択(managerial choice)

概要説明

【Huang Yawen】
本研究は、EMS(Electronics Manufacturing Services、「電子機器受託製造サービス」の略)企業の鴻海社(Hon Hai Precision)環境適応プロセスに着目し、Miles and Snow(1978)が提示した「戦略的選択」というコンセプトをもとに、解釈をくわえていくものである。
米雑誌の『Electronics Business』が毎年統計しているEMS企業のランキングを見ると、2004年に入るまでほぼ同じ米国系EMS企業が上位5社を占め、競争力を有していた。その後、台湾系EMS企業は業界の形勢を逆転し、そのなか、特に台湾の鴻海精密工業股?有限公司(英語社名はHon Hai Precision、以下に鴻海社と称す)が目覚ましい成長を遂げた。
環境と組織との関係に関する研究のなかには、組織の主体性に注目したMiles and Snow(1978)の研究が取り上げられる。彼らは、「戦略的選択」が環境を決定しているとし、戦略を決定する意思決定者の判断に着目した。すなわち、環境に適応できるような戦略的選択の有効性は、組織における支配的集団(dominant coalition)の環境認識と、それに適応するための組織構造の構築に対しての支配的集団の意思決定にかかわるとした。そして、組織の環境適応の過程について、組織のタイプ(防衛・探索・分析・受身型)によって、選択する戦略が異なることを明らかにした。
ここで、2011年6月時点で従業員が100万人を突破し、世界中に85箇所の拠点をもつ巨大企業の鴻海社は、どのように柔軟的に環境適応し、さらに持続的で安定的な成長を遂げて競争優位を獲得したのかという疑問にもとづき、「戦略的選択」というコンセプトをもとに解釈していく。

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