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自由論題

論文名:(16)企業のガバナンス構造は経営者の意思決定にどう影響するのか?

著者名:青木英孝  

管理番号:JBM_RP84-E87-2013_F_16

大会第87回年次大会
期間2013年9月4日~9月7日
開催校関西学院大学
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キーワード

企業統治(corporate governance)/戦略的意思決定(strategic decision making)/戦略変更(strategic change)/多角化(diversification)/規律づけ(discipline)

概要説明

【青木英孝】
本研究では、東証一部上場非金融事業法人の1990年から2005年までのパネルデータを用いて、所有構造や取締役会特性といった企業のガバナンス構造が、経営者の戦略的意思決定、具体的には多角化戦略の変更に与える影響を実証的に検証した。主な結論は次の通り。第一に、企業パフォーマンスの低下に応じて戦略変更が行われるというメカニズムが明らかにされた。そして、このメカニズムは1997年の銀行危機後の「選択と集中」が活発化する局面の方が、あるいは企業パフォーマンスが一定の水準に満たない場合の方がより明確であった。第二に、伝統的な日本型ガバナンスの逆機能を発見した。大規模な取締役会や株式の相互持ち合いはパフォーマンス低下時の戦略変更を阻害し、既存戦略を温存させる作用をもったのである。第三に、パフォーマンス水準が低い場合は、資本市場の圧力が事業再編を促す規律づけメカニズムとして重要な役割を果たしていることを発見した。

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