日本経営学会の全国大会報告の学術的成果を網羅

院生セッション

論文名:[09]「株主の復権」と企業統治システムの進化
――VW社の事例を手掛かりとして――

著者名:山口尚美  

管理番号:JBM_RP85-E88-2014_GS_9

大会第88回年次大会
期間2014年9月4日~9月6日
開催校国士舘大学
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キーワード

企業統治(corporate governance)/歴史的経路依存性(historical path dependence)/金融化(financialization)/利害関係者(stakeholder)/フォルクスワーゲン(Volkswagen AG)

概要説明

【山口尚美】
伝統的なドイツの大企業は,金融機関と事業会社の間の株式持合いや公的所有・同族所有の比重の高さに特徴づけられる株式所有構造,労働者利益の経営参加を可能とする労資共同決定制度等によって,株式市場の圧力によって「外的に」統制されるのではなく,監査役会を通じて「内的に」統制されてきた。1990 年代以降のグローバル資本主義の広がりの中,ドイツの企業統治システムがアメリカ型に「収斂」しているとする見方がある。しかし,VW 社の企業統治システムの動向を見ると,それがアメリカ型への「一元的な同化」・「変化」ではなく,企業を取り巻く構造的な環境変化に適応した「経路依存的進化」として特徴づけられるものであることが明らかとなる。

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