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自由論題

論文名:(09)M. P.フォレットにおける経験と統合
――Creative Experienceを中心として――

著者名:西村香織  

管理番号:JBM_RP86-E89-2015_F_9

大会第89回年次大会
期間2015年9月2日~9月5日
開催校熊本学園大学
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キーワード

経験(experience)/統合(integration)/新たな多様性(the next diversity)/知覚されたものと概念の関係(the relation of percept to concept)/喚起(evocation)

概要説明

【西村香織】
人々が協働するときには,それぞれの異なる考え方にいかに対応し,それをまとめていくのかが重要な課題となってくる。しかも,組織や社会をとりまく環境は常に変化しており,組織のマネジメントは,その変化に応じていかなければならない。M. P.フォレットは,相異する考えから統一的解決を導き出し,同時に新たな多様性を創発させていく過程を,統合の過程として示した。そして,統合とは思考の統合としてあるのではなく,活動の統合としてあると捉え,関係し合うおのおのの主体的な経験によって統合が実現していくことを明らかにしたのである。フォレットは,経験の本質を,人間の可能性および新しい形態の喚起にあると捉える。すなわち,経験において人々の概念が知覚されたものと統合されて自律的に展開し,そこから新たな可能性や関係性が喚起されていくと捉えるのである。こうしたフォレットの経験と統合の理解は,現代組織のマネジメントに対しても,従来の考え方の行き詰まりを超える新たな活動の枠組みを示唆するものであると考えられる。

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