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院生セッション

論文名:[08]ステークホルダー理論における二つの観点
――経営戦略論的観点とCSR論的観点――

著者名:中村貴治  

管理番号:JBM_RP86-E89-2015_GS_8

大会第89回年次大会
期間2015年9月2日~9月5日
開催校熊本学園大学
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キーワード

ステークホルダー理論(stakeholder theory)/ステークの類型(types of stakes)/経営戦略論的観点(strategic management point of view)/CSR論的観点(CSR point of view)/正当性(legitimacy)

概要説明

【中村貴治】
大規模化した現代企業は自社の維持存続のための経営戦略と,企業と社会の関係の健全さを保つCSRを高いレベルで同時に達成することが求められている。そのような中で,企業はどのようにステークホルダーに対応していくべきかを明確化することは重要な課題となっている。
経営者が経営戦略論的観点に立ちステークホルダーのパワーを重視するか,CSR論的観点に立ちステークホルダーの正当性を重視するかによって,ステークホルダーへの対応の在り方が対立的となりうるときにおいて,本論は,ステーク概念の精緻化の問題を提起する。
川内原子力発電所の再稼働の事例にみられるように,企業をとりまくステークホルダーの対立関係が高度に複雑化する中で,ステーク概念の精緻化が不充分であれば,ステークホルダーのステーク,そしてパワー,正当性を精確に把握できず,自身の存続のための偏った対応になりかねない。
本論は,ステークホルダーの対立関係およびステークの複雑さに対応し,パワー,正当性に結び付けられるステーク概念の検討の必要性を提示するものである。

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