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自由論題

論文名:(46)企業統治構造と企業パフォーマンス
――日本のエレクトロニクス産業の事例から――

著者名:下畑浩二  

管理番号:JBM_RP85-E88-2014_F_46

大会第88回年次大会
期間2014年9月4日~9月6日
開催校国士舘大学
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キーワード

企業統治(corporate governance)/日本のエレクトロニクス産業(electronics industry in Japan)/製造のグローバル化(Globalized Manufacturing)/組織アーキテクチャ(organization architecture)/雇用システムの変容(changing employment system)

概要説明

【下畑浩二】
2000 年度後半以降の日本のエレクトロニクス産業の国際競争力低下(世界規模における市場シェアの低下)の原因の一つとして,企業統治構造が,外部環境の変化に応じて変容しつつあるものの組織アーキテクチャと雇用システムの変容を活かしきれずに十分な企業のパフォーマンスの発揮を阻害している。本研究では,組織アーキテクチャの中でも組織構造,組織文化,人材に絞って,その変遷と企業統治構造との間のギャップから,同阻害要因を分析,考察した。研究の結果,従来の従業員主権をベースにした全社的な利益共有型の「経営者による支配レジーム」は変わらず存在し続ける一方で,同レジームの求める利益とは相反する利益を追求する製造のグローバル化と非正規雇用を導入している。企業と市場が環境適応しつつも,経営者は利益を誰のために求め共有するのか,という点で矛盾が解消せず,このことが国際競争力低下の一因になっていることを理論的に明らかにした。

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